ロボティクスと共に働く施設・
事業所の実現は、
リーダーシップの有無と
チームマネジメントの有効性にかかっている!
前号でも触れたように、産業界では急速にRPA(ロボット・プロセス・オートメーション)、いわゆるソフトウェア・ロボティクスの導入による間接業務の自動化が急速に進んでいる。RPAはロボットといえども、その実態はソフトウェアである。事務作業の8割を自動化するといわれており、米国のRPAベンダー、オートメーションエニウェアなどが2000年代に入ってから開発をし始めた。RPAについては、あと8年後の2025年には、世界で1億人の仕事がRPAに代替されると予想しているのが米国のマッキンゼー・グローバル研究所である。人間の代わりに間接業務をこなすことから「デジタルレイバー」と表現される。
リコー・ジャパンでは、2016年に人事部門の勤怠管理や経理部門の財務諸表の作成などに導入し、仕事の数として14種類、1ヶ月のうち3000時間分の間接業務に関わる時間をRPAに代替を成功させたという。生まれた時間は当然に営業や仕事上の戦略立案等、正に人間でなければできない業務に振り分けられることとなった。