対談「在宅医療と栄養」Part2
在宅における栄養士の役割
〜栄養士と薬剤師の視点から〜
近年、栄養ケア・ステーションの設置や管理栄養士配置の強化など、リハビリ・口腔・栄養の一体的支援体制づくりが始まっている。そこで、早くから在宅に関わり認定栄養ケア・ステーションBALENAを運営されている関東学院大学教授の田中弥生先生と、NPO法人在宅医療・緩和ケアカンファレンス理事の藤澤節子先生に、これからの「在宅医療と栄養」について論じていただいた。
関東学院大学栄養学部 管理栄養学科 教授
認定栄養ケア・ステーション BALENA
取締役(管理栄養士)
田中 弥生 氏
NPO法人在宅医療・緩和ケアカンファレンス
理事
(薬剤師・介護支援専門員)
藤澤 節子 氏
進行 保健・医療・福祉サービス研究会 教育事業部部長 小池 環
「在宅医療と栄養」
〜在宅医療における栄養アセスメントと栄養・食事支援の充実のために〜
食べたい物を最期まで
生活全体をみる管理栄養士へ
在宅医療では多職種協働のチームケアの展開が進んでいるが、在宅訪問栄養食事指導の不足が指摘され、栄養ケア・ステーションの設置をはじめ、病院・診療所・介護施設の管理栄養士配置の強化が取り組まれている。MNAR (簡易栄養状態評価表)の普及が進むなかで、在宅医療における栄養・食事支援の実態や課題は何か。在宅医療の第一人者である佐々木淳氏と、訪問看護実践のパイオニアであり、教育、研究、政策立案に携わった山崎摩耶氏に「在宅医療と栄養」のあるべき方向性について論じていただいた。
進行 保健・医療・福祉サービス研究会 教育事業部部長 小池環
医療法人社団 悠翔会
理事長・診療部長
佐々木 淳 氏
前衆議院議員
山崎 摩耶 氏